XT Visitor Counter:訪問者と閲覧数を集計表示するプラグイン(修正版)
概要

サイトを訪れた人の数をカウントするだけのシンプルなWordpressプラグインです。ウイジェットとして提供されています。
訪問データの詳細な解析機能は一切無いです。
不具合
公式のWordpressサイトで公開されている XT Visitor Counter プラグインは既に2年ほど前で更新が停止しています。更に以下の不具合が有ります。
- 初期の訪問者の数が合計に反映されない
- 画像のカウンター表示に不具合が有り、警告がウイジェット上に表示される
- プラグイン内で参照しているURLが存在しないので、警告がウイジェット上に表示される。
WordPress本体に影響は無いですが、上記は共にかなり致命的な問題です。これで使う人がいるとは思えません。
修正版のダウンロード
当サイトで上記の不具合箇所を修正したプラグインを紹介します。「昨日の閲覧数」を表示する機能も追加しています。日本語表示の言語ファイルも追加しました。
ダウンロード : XT Visitor Counter 1.4.2 修正版 プラグイン (105.1 KB, 作成 2020年7月25日)
なお、画像でカウンターを表示する機能は無効にしました。その機能にいくつか問題が有り、また修正するほどの機能でも無く、無効にした方が得策(+無い方がきれいに見える)と感じたからです。WordPressメニュー「設定 -> XT Visitor Counter」で画像カウンターを選べますが、当修正版は機能しません。

当サイトの記事はこの修正版「XT Visitor Counter」の内容となります。
修正版の注意事項
当サイト(+別サイト)でもこの修正版「XT Visitor Counter」プラグインを使っています。特に問題は出ていません。
しかし、使用する時は「サポート無しの自己責任」でお願いします。
修正版のインストール
ダウンロードした修正版「XT Visitor Counter」のZIPファイルをそのまま使います。
WordPressダッシュボードから、プラグインの「新規追加」をクリックします。

「プラグインのアップロード」をクリックします。

「ファイルを選択」をクリックして、ダウンロードしたZIPファイルを選択します。

「今すぐインストール」をクリックします。

インストールが完了したら、「プラグインを有効化」をクリックします。

以上で修正版 XT Visitor Counter のインストールは完了です。
ウイジェットを開くと以下の「XT Visitor Counter」が追加されます。

機能の詳細
表示する項目です。
- 訪問者>今日の数
- 訪問者>昨日の数
- 訪問者>月別の数
- 訪問者>年別の数
- 訪問者>総合計
- 閲覧数>今日の数
- 閲覧数>昨日の数 ※<-追加した機能
- 閲覧数>総合計
- オンライン数
※5分以内に更新された訪問者数 - PCのIPアドレス
- 稼働サーバーの日付(年月日)
表示するかの選択がウイジェットからできます。

同時に以下の設定もできます。
- 「訪問者の開始」の数を設定
- 「閲覧数の開始」の数を設定
日付の判断は日本時間では無く、UTC/協定世界時を使います。よって、日本時間の午前9時に今日の数が昨日の数に変わります。この時間を変更する機能は無いです。
設定
WordPressダッシュボードのメニュー「設定 -> XT Visitor Counter」から以下のプラグインの設定画面が表示されます。

青線以外は機能しません。画像アイコンの選択は機能しません。
「初期化を実行」ボタンは全データを削除します。やり直しはできません。
無い機能
- 表示項目の上下の並びを変更
- 表示桁数の指定
- 画像アイコンの非表示
- ウイジェット上に表示するテキスト内容の変更
今は日本語化ファイルを修正しないと変更できない - データのリセット(初期化)時に総合計データをウイジェット内の初期化数に反映する
※個人的には欲しい!でも技術面が不明。 - 不要データの自動削除
同時に削除データの数値情報のみを集計して自動バックアップする
またはウイジェット内の初期化数にプラスする - 日付変更の判断をUTCから日本時間(UTC+9)にする
どれも致命的な問題ではないので、追加する予定は無いです。
データの削除
データは「日付+IPアドレス」単位で(データベースに)登録されます。100人の人が5日間で訪れると表示した回数に関係なく、500個のデータが登録されます。この情報は自動では削除されません。
しかし、メニュー「設定 -> XT Visitor Counter」から登録データの一括削除ができます。

当然ですが、ウイジェット上に表示した集計データもゼロに戻ります。必要ならば初期化する前に、現在の訪問者数+閲覧数をメモ等に控えてから実行してください。
最低でも1年に一度は実行した方がイイでしょう。
この操作はウイジェットの設定内容に影響しません。
アンインストール
修正版はプラグインの削除(=アンインストール)すると、このプラグインが使用していた全データをテーブごと削除します。
アンインストールは通常のプラグインと同じです。ダッシュボードのプラグインから「無効化」->「削除」をします。

日本語化
修正版には当サイトで作成した日本語化ファイルが既に入っています。但し100%では無く、必要と思われる箇所だけ日本語表示にしました。
プラグインのPHPソースが完全に国際化対応してなかった部分で、日本語表示したい部分はPHPソースを国際化対応に修正しています。
日本語の言語ファイル(po、moファイル)は無料版のPoeditで作成しました。
XT Visitor Counterの修正点
今回、修正した箇所をメモしておきます。ただの記録です。
- 訪問者数の開始値を入れても合計数に反映されないので、反映するようにした。
- プラグインのアンインストール時にテーブルを削除(DROP TABLE)するロジックを復活した。
PHPソース上ではコメントになっていたので、そのコメントを外した。 - 画像カウンターを非表示にした。
ロジックが不良で実行時に警告が表示されてしまう。画像表示は時間もかかる。他の箇所で値は表示されている。 - 日本語化ファイルの作成
国際化されてないPHPソースの部分が多かったので、必要と思われる箇所は国際化に修正した。 - 「昨日の閲覧数」項目を追加した。
個人的にどうしても欲しかった機能なので。 - プラグインのPHPソース上の必要箇所にコメントを追加した。
Mechanic Visitor Counterの改良版
XT Visitor Counterは元々はMechanic Visitor Counterプラグインを基にして改良されたプラグインみたいです。機能も表示も99%同じ。プラグインのPHPソースを見ると特に分かります。
Mechanic Visitor Counterの更新が4年以上も前に停止したので、それを最新のWordPressに対応させるためにXT Visitor Counterを立ち上げた、のではないか、と勝手に予想しています。
当初、Mechanic Visitor Counterを使う予定でしたが、データの初期化の機能が欲しくて、XT Visitor Counterに乗り換えました。しかし、不具合も有り、導入に難航し、...。
結局、今のWordPress環境に対応させるために、改良版のXT Visitor Counterを更に修正しました。では無く、「昨日の閲覧数」機能が欲しかったので追加(+修正)しました。もったいないので公開します。